WordPressで Contact Form7 を使ってお問い合わせフォームを設置していると、
- お問い合わせメールが届かない
- 迷惑メールフォルダに入ってしまう
- 今まで届いていたのに、ある日突然届かなくなる
といったトラブルに直面することがあります。
その対策としてよく紹介されるのがWP Mail SMTPプラグイン

「そもそもなぜ必要なの?」「今は届いているけど、本当に入れたほうがいい?」
と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- WP Mail SMTPがなぜ必要なのか
- 導入しない場合に起こりやすい問題
- Xserverでの具体的な設定手順
- よくあるエラー『Could not authenticate』の解決方法
までを、初心者の方にもわかるように順番に解説します。
これから設定する方も、エラーで困っている方も、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜWP Mail SMTPが必要なのか
WordPress標準のメール送信の仕組み
WordPressは、初期状態ではPHP mail関数を使ってメールを送信しています。
この方法は手軽な反面、
- 誰が送ったメールなのかを厳密に証明しない
- サーバー任せの送信になる
という特徴があります。
その結果、
- GmailやYahooで迷惑メール扱いされる
- サーバー環境の変化で突然送れなくなる
- フォーム送信に気づけない
といった問題が起こりやすくなります。
WP Mail SMTPを使うと何が変わる?
WP Mail SMTPを使うと、SMTP認証を使って実在するメールアカウントから正規の送信経路でメールを送れるようになります。
つまり、
- なりすましと判断されにくい
- メール到達率が大幅に向上する
- お問い合わせメールが安定して届く
というメリットがあります。
個人事業主や小規模サイトほど、「届かなかった」に気づけないリスクが大きいため、WP Mail SMTPは実質必須のプラグインと言えます。
GmailのPOP取得廃止とも相性が良い
最近話題になっているGmailのPOP取得機能廃止は「受信」の話ですが、
送信:WP Mail SMTPでSMTP送信
受信:Xserver側からGmailへ転送
という構成にしておくことで、今後も安心して運用できます。
WP Mail SMTPの設定手順(Xserver)
ここからは、Xserverを使った具体的な設定手順を解説します。
事前に準備するもの
- Xserverで作成済みのメールアドレス(例:info@example.com)
- そのメールアドレスのパスワード
WP Mail SMTPの基本設定
WP Mail SMTP (プラグイン)をインストールし、有効化します。以下のように設定します。
メーラー
- その他のSMTP を選択

メール設定


- 送信者名:サイト名または屋号
- 送信元メールアドレス:info@example.com
- 「送信元メールアドレスを強制使用」にチェック
SMTP設定(Xserver推奨)
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| SMTPホスト | sv●●●.xserver.jp |
| 暗号化 | SSL |
| SMTPポート | 465 |
| TLS自動化 | オフ |
| SMTP認証 | オン |
| SMTPユーザー名 | info@example.com |
| SMTPパスワード | メールアカウントのパスワード |
XserverでTLS自動化はオフが推奨です。
オンのままだと、暗号化方式の自動判定が原因で
認証エラー(Could not authenticate)が出ることがあります。
保存後、テストメール送信を行います。
エラー「Could not authenticate」が出たとき

Mailer: その他の SMTP
SMTP Error: Could not authenticate.
このエラーは、 SMTPサーバーへのログイン認証に失敗している状態を意味します。
サーバー自体に問題があるわけではなく、 設定内容に原因があるケースがほとんどです。
まず確認してほしい5つのポイント
① SMTPユーザー名はメールアドレスになっているか
❌ 間違い
ユーザー名やドメイン名で設定されている
info
example.com
⭕️ 正解
独自ドメインのメールアドレス
info@example.com
② パスワードが違う(最も多い原因)
SMTPのパスワードは、
- WordPressのログインパスワード
- Xserverアカウントのパスワード
❌ではありません。
メールアカウント専用のパスワードを使用します。
パスワードを忘れてしまった場合は、Xserverで一度パスワードを再設定し、 新しいものを入力するのが確実です。パスワードはXserverの管理画面では確認できないので、必ずメモするようにしてください。

③ SMTPホスト名が正しいか
Xserverでは
sv●●●.xserver.jp
のような形式になります。
④ 暗号化とポート番号の組み合わせ
まずは以下の設定を推奨します。
- 暗号化:SSL
- ポート:465
- TLS自動化:オフ
⑤ メールアカウントがXserver側で作成されているか
設定したメールアドレスが、 Xserverのメールアカウントとして存在しているか確認してください。
Contact Form7側の設定も重要
WP Mail SMTPが正しくても、 Contact Form7の設定次第でメールが届かないことがあります。
❌ NG例
[送信元] [your-name]<[your-email]>Code language: CSS (css)
✅ 推奨設定
[送信元] サイト名<info@example.com>Code language: CSS (css)
[追加ヘッダー] Reply-To:[your-email]Code language: CSS (css)
送信元のアドレスは必ず独自ドメインメールにしましょう。
ホームページを運営する際には、サーバーの操作や設定は必須の作業です。
個人的には管理画面がわかりやすく、サポートも充実している Xserver🌟 がオススメです!
ご契約時には詳しくご案内させていただきますので、どうぞご安心下さい。
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