【起業したばかりの個人事業主さん向け】ドメインとサーバーの所有・管理について

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困っている女性
Sさん
「ホームページを作るために“ドメイン”と“サーバー”が必要って聞いたけど、よくわからない…」
「ホームページ制作を依頼する予定だけど、“ドメイン”と“サーバー”の管理はどうなるの?」

起業したばかりの方や、初めてホームページを作る個人事業主さんから、よくいただくご質問です。

この記事では、ドメイン・サーバーの基本的な役割と、所有・管理の考え方についてわかりやすく解説します。

そもそも「ドメイン」と「サーバー」ってなに?

ドメインとは

ホームページの住所にあたるものです。
たとえばこのサイトのURLはhttps://rittacoco.comですが、rittacoco.comの部分がドメインです。

ドメインは、事業のホームページのURLとして、名刺やチラシに載せたり、連絡先としてドメインメールアドレスを作れたりする(info@rittacoco.comなど)ので、事業の“顔”となる大切なものです。

サーバーとは

ホームページ(家)立てるための土地のようなもの。
あなたのホームページのデータ(画像や文章など)をサーバーに保管しておき、世界中からアクセスできるようにする場所です。

ドメインとサーバーの説明のイラスト

ドメインとサーバーって、誰が取得・管理するの?

ホームページ制作を外注する場合、よくあるのが以下の2パターンです。

パターン①制作者・制作会社がドメイン・サーバーを取得・管理する

  • 全部おまかせするので管理がラク。
  • 契約情報が相手名義になることがある。
  • 将来、ホームページのリニューアル時に困る場合がある。

パターン②お客様ご自身で取得・契約し、制作者・制作会社は設定だけを行う

  • 契約名義はご本人(お客様)なので安心。
  • 万が一、制作担当者と連絡が取れなくなっても対応できる。
  • パスワードや支払い管理など、最低限の管理が必要。

ドメインやサーバーの契約者が“自分”でない場合に注意したいこと

ホームページ制作を外注する際、「ドメインやサーバーもこちらで取得しておきますよ」と制作者側が一貫して行うケースがあります。

一見すると便利に思えるかもしれませんが、ドメインやサーバーの契約者が自分以外(制作会社やフリーランスなど)である場合、将来的にトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

ドメインの所有権が自分にない

ドメインは、契約した人(名義人)に所有権があります。もし制作者側の名義で契約されていると、そのドメインは相手の所有物です。

  • リニューアルを別の会社に依頼したいのに、ドメインを移管させてもらえない。
  • 名義変更や移管に高額な手数料を請求される。
  • 制作者との関係が悪化してしまい、連絡が取れずサイトの操作や停止ができない。

サーバーにアクセスできない

サーバー契約が制作者側のアカウントで行われている場合、あなた自身が管理画面にログインできないという状況になります。

サーバーが制作者側のアカウントで契約されていると、依頼者は、

  • サーバー情報を共有してもらえず、自分でバックアップや更新ができない。
  • トラブルが起きた際、別の業者に相談しても対応してもらえない。
  • サーバーの契約変更や解約が自由にできない。

将来的な管理や運用の自由度が制限される

ドメインとサーバーの契約が他者名義だと、他の制作会社に管理を引き継ぐことが難しくなったり、別業者へリニューアルの相談がしづらくなることがあります。

  • ドメイン移管(他の管理者に移す)には、管理者側の協力が必要。協力が得られない場合や対応に時間がかかる場合がある。
  • 移管や名義変更の手数料を別途請求されるケースがある。
  • 契約しているサーバーによっては、契約者以外にデータの移行権限がなく、移行が難しいことがある。
  • 独自CMSや自社専用サーバーで構築されている場合は、サイトデータのエクスポート自体ができず、「一から作り直し」になる場合がある。
WebデザイナーAIRI
AIRI
結果として、制作者側の都合に依存してしまう「囲い込み状態」になり、他者への依頼がしづらくなります。

ドメイン・サーバーは「ご自身名義」で所有・管理がおすすめ!

特に個人事業主さんや小規模で活動されている方の場合は、

「事業を自分でコントロールできるようにしておく」ことが大切。

  • 契約者名義を“あなた自身”にする。
  • アカウント情報(ログインID・パスワードなど)を自分で管理する。
  • 支払い情報も自分の名義にしておく。

制作だけお願いして、ドメイン・サーバーの契約は自分で行えば、「いざという時も自分で守れる」状態になります。

制作会社側で契約する場合も、「誰の名義か」「契約情報は共有されるか」をしっかり確認しましょう。

私のサービス

私のホームページ制作では、

  • ドメイン・サーバーはお客様ご自身の名義で取得していただくことをおすすめしています。
  • 契約の方法や設定方法は、初めての方にもわかりやすくサポートします。
  • ご希望があれば、取得代行や初期設定(WordPress設置など)も対応可能です。

ホームページは「作って終わり」ではなく、“運用していくもの”です。

だからこそ、“所有権”が自分にある状態にしておくと、将来の選択肢も広がり安心ですよ。

まとめ

このようになんとなくよくわからないから、「全部、制作者・制作会社側におまかせしよう…」と進めてしまうと、後で困ることになるかもしれません💦

ホームページを持つということは、「自分のビジネスの看板を作ること」と同じです。

特にドメインは資産になります。

長く育てたドメインにはSEO効果も期待できるため、「誰が所有しているのか?」「将来的に自由に使い続けられるのか?」はとても重要な視点です。

後悔しないように、ドメイン・サーバーの契約や所有者は最初にしっかり確認しておきましょう!

用語意味管理
ドメインホームページの住所ご自身で取得・管理
サーバーデータを置く場所ご自身名義で契約

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