今ではCanvaのおかげで、デザインすることが身近になり、SNSの投稿や名刺、チラシなどあらゆるデザインが自分で作れる時代になりました。
特に個人事業主やフリーランスの方にとって、デザインを外注せずに自分で作るのは、当たり前になってきています。
でも、こんなことを感じたことはありませんか?

「どこかで見たことあるような仕上がりになっちゃった」
「変えたいけど、どこを直せばいいのかわからない…」
Canvaは便利だけど、その分、同じようなデザインがあふれているのも事実。
せっかく頑張って作ったのに、他と差がつかないともったいないですよね。
目次
「なんとなく選ぶ」ことが統一感をなくす原因に
どうしてそうなってしまうのか?原因はこの2つのパターンが多いかと思います。
- その時々に良さそうなデザインを選び、全体の世界観に統一感がなくなってしまった。
- テンプレをあまり変えずに使っているため、「どこかで見たことある」印象になってしまう。
あなたのオリジナリティを出すには、テンプレートをそのまま使うのではなく、少し工夫が必要です。
注:テンプレートを使うことは悪いことではありません!

それはまったく悪いことではなく、効率的で実用的な使い方です。
ただ、今回ご紹介するやり方は「テンプレ感を脱却し、自分らしさをより深く表現したい」「同業者と差別化したい」という視点を持った方向けの内容です。
私は Canva公式クリエイター として、テンプレートを白紙から制作していますが、
自身のブログやSNS投稿などでは、Canvaの既存テンプレートをアレンジして使用することもあります。
どんなに整ったテンプレートでも、そのままだと「見たことあるデザイン」になりがち。
でも、ちょっとした工夫や考え方のコツを押さえることで、“あなたらしい”オリジナルのデザインに変えることができるんです。
今回は、私自身が日常的に行っているデザイン制作の手順を
「Canvaのテンプレートを自分らしく変える実践的な5ステップ」として、具体的にご紹介します。
デザイン初心者の方にもわかりやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
【ステップ1】ターゲットと自分の「好き」を言語化して、オリジナルの軸をつくる

CanvaのテンプレートをアレンジしてSNS投稿やバナーなどを自分で作っているんですが、どこか“よく見かける”ようなデザインになってしまって…

デザイン制作を始める前に一番大切なのは、「誰に届けたいのか」と「自分らしさとは何か」を明確にすることです。
まず、自分のサービスのお客様つまり、ターゲット層をはっきりさせましょう。その人たちは、どんな雰囲気や色合い、テイストに惹かれるでしょうか?
同業者のホームページやInstagramをチェックしてみるのもおすすめです。
「この業界ではどんなデザインがよく使われているか?」「共通点や、似通った傾向はあるか?」という視点で見ていくと、ターゲットに響くデザインの傾向が見えてきます。
画像はPinterestからの引用


次に、自分自身の「好き」な世界観にも目を向けてみましょう。
日常で使っているアイテムや、選びがちな服・アクセサリー・雑貨などには、あなたの“好み”が自然と表れているはずです。
デザインでも同じで、心惹かれるものには理由があります。Pinterestなどのツールを使って、ジャンルにとらわれず「好き」と感じたデザインをどんどん保存してみてください。
画像はPinterestから引用


では、ここでいったん「ターゲットに合いそうなデザイン」と「自分の好みのデザイン」の特徴を整理して、言語化してみましょう。
【ターゲットに合いそうなデザイン】
- 落ち着いた淡い配色(ピンク、ベージュ、ブルーグレーなど)
- 透明感のある写真
- 上品な明朝体や手書き風フォント
- シンプルで洗練されたレイアウト
- 最小限の装飾、背景はぼかし
- 文字に背景色を使って読みやすさアップ
【自分の好みのデザイン】
- カラフルでポップな色使い
- 蛍光ピンク・イエロー・グラデーション
- 元気な感じ
- 幾何学的なモチーフ、元気な印象
- タイポグラフィにこだわり、遊び心のある文字レイアウト
- 線で区切る
- 1文字ずつ色を変える
このように、両方の視点で“言語化”しておくことが大事です。
違いを明確にしておくと、Canvaのテンプレート選びやアレンジの際に「どこを自分らしく変えるか?」の判断がしやすくなります。
結果的に、「ちゃんとターゲットにも届くし、自分らしい」デザインに近づいていきますよ。
【ステップ2】見つけた要素を組み合わせて、“自分らしさ”をカタチにする
コーチングサービスでは、「信頼感」「安心感」といった印象が大切ですよね。
でもそこに、“Sさんらしさ”でもあるカラフルで明るいテイストをどう加えるかが、デザインの差別化ポイントになります。

たとえば、タイトルやアイコンには信頼感のある明朝体を使い、一部に蛍光色やポップなカラーをアクセントとして加えるのはどうでしょう?




「届けたいイメージ(信頼感・安心感)」と「自分らしさ(ポップさ・カラフルさ)」をうまく掛け合わせていくことで、テンプレートっぽくない、“あなただけの世界観”が自然とカタチになっていきますよ。
【ステップ3】Canvaでレイアウト重視でテンプレートを探す
Canvaにはたくさんのテンプレートがありますが、デザイン初心者さんがつまずきやすいのが「テンプレートをそのまま使ってしまう」こと。
大切なのは、色や雰囲気ではなく、“レイアウト”に注目して選ぶという視点です。
この段階では、「文字の配置が自分の情報に合っているか」「視線の流れが自然か」など、“土台”として使いやすいものかどうかをチェックしましょう。








【ステップ4】テンプレートを“自分の世界観”に調整する
いよいよ「自分らしさ」を加えていくステップです。
このとき重要なのは、文字・色・写真・装飾といった要素を、【ステップ1・2で言語化した世界観】に合わせて調整すること。
「信頼感」を出すためにフォントは明朝体にしつつ、タイトルや小見出しに「自分らしい」カラー(蛍光イエローやブルー)をアクセントとして使う。安心感+個性のバランスが取れたデザインになります。
また、モチーフやディティールに曲線を取り入れると、女性らしさややさしさも演出できます。


【ステップ5】全体の印象を見直してディティールを整える
デザインが完成に近づいたら、最後にチェックしたいのが「全体のまとまり」と「細部の印象」です。


ここでの思考のポイント(初心者さん向け)
このステップでは、「なんとなく整ったけど物足りない…」と感じたときに、“あとひと工夫”するためのヒントを探していきます。
でも、デザインの経験が少ないと「何をどう工夫したらいいのか分からない」という方も多いはず。だからこそ、ステップ1・2で行った“言語化”がとても重要になってきます。
自分が保存した参考デザインの中で、「なんとなく素敵」と思ったものをもう一度よく観察してみましょう。見出しの装飾や、文字の配置、装飾アイコン、色の重ね方など、細部の工夫に注目します。
「テキストの一部の色を変更している」「背景にうっすら模様が入っていた」「文字組みが縦と横の組み合わせ」「グラフィックモチーフをランダムに配置」など、具体的に取り入れられる要素をメモして真似してみます。
観察 × 言語化 → オリジナルへ
この“観察して真似る”という流れこそが、初心者さんが「テンプレ感」から抜け出す秘訣です。
「自分らしさ」と「届けたい印象」のキーワードを頼りに、その要素を具体的にデザインに落とし込んでいくことで、自然と“自分だけの世界観”に近づいていきますよ。



できあがりがこちら!
最終調整のポイント
- タイトル文字の一部に色変えを加えて、視線を誘導
- 背景に細い線を入れたボックスで“抜け感”と上品さを演出
- 写真の上に透明ブルーのグラフィックを重ねて、全体に統一感と透明感をプラス
- 装飾に英字やグラデーションを追加して、明るさ・爽やかさを表現


テンプレートを使っても「自分らしさ」は表現できる
Canvaのテンプレートは便利な反面、使い方によっては他と似たようなデザインになってしまうこともあります。
でも、今回のように 「ターゲット」と「自分の好み」をしっかり言語化し、それを元に調整していく ことで、テンプレートでも十分に“自分らしさ”を出すことができます。
- 誰に届けたいのか?
- どんな印象を与えたいのか?
- 自分はなにが好みなのか?
この3つの視点を意識することで、Canvaのテンプレートを「そのまま使う」のではなく、「自分の目的に合わせてデザインを作れる」ようになります。
それだけで、デザインするのがもっと楽しく、愛着のあるものになりますよ。
もし「なんだか他の人と似たようなデザインになってしまう…」と感じている方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。
「なんとなく選ぶ」から「意味をもって選ぶ」に変えるだけで、仕上がりの印象はぐっと変わってきます。
自分で納得のいくデザインができると、自然と発信が楽しくなりますし、自信にもつながりますよ😊
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